「私には関係ない」が一番あやしい? 会社とあなたを狙う最新サイバー詐欺の手口
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「会社を狙うサイバー攻撃」と聞くと、システムへのハッキングや大規模な情報漏洩を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし今、犯罪グループが狙いを定めているのはシステムではなく、「現場で働く従業員一人ひとり」です。
犯罪グループにとって、お金がある場所なら個人でも会社でも関係ありません。「自分には関係ない」という小さな油断こそが、最大の抜け道になってしまいます。
◆ 今、実際に起きている3つの巧妙な手口
1.ニセ社長詐欺 社長になりすましたメールでLINEグループ作成を指示し、不正送金させる被害が相次いでいます。SNSの著名人を騙る投資詐欺の手口を企業向けに応用した巧妙な手法です。
2.ボイスフィッシング(Vishing) 銀行などを装って電話(自動音声ガイダンス等)をかけ、オ ペレーターを通じて偽サイトへ誘導し、ネットバンキング情報を盗み取ります。
3.サポート詐欺 PC画面に突然「ウイルス感染」と表示し、偽のサポート窓口へ電話させお金を騙し取ります。教育現場などでも約1,000万円規模の被害が発生しています。 最近の傾向として、「ネットと電話(人間)」を巧みに組み合わせる手法が主流になっています。
◆ 犯罪グループが狙う「次の一手」とは?
今特に注意すべき最新手口が、巧妙な「追加依頼(なりすまし仕入れ)詐欺」です。
かつて飲食店を狙った「大量予約と同時に高額ワインの仕入れを誘導するドタキャン詐欺」が流行しました。現在はこの手法が形を変え、「病院の院長」などを名乗って「消毒液の購入代行」を依頼し、手数料名目でお金を騙し取る被害が発生しています。
日常業務に追われていると、どうしても確認が後回しになりがちです。
◆ 私たちが今すぐできる対策
・「違和感」を放置しない: 普段と違う振込指示や連絡には必ず別の手段で本人確認する。
・社内ルールの共有: 「ニセ社長詐欺がある」という前提で送金手順を再確認する。
会社の資産とあなた自身を守るために、まずは今日から「もしかして?」と疑う視点を持つことから始めてみましょう。